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2008年02月13日(水) 15時01分

中国製ギョーザ中毒:ジクロルボス検出、コープ石井に再び立ち入り /徳島毎日新聞

 ◇防虫用プレート設置場所など調査−−県と徳島保健所
 とくしま生協(北島町中村)が回収した中国製冷凍ギョーザの袋から有機リン系殺虫剤「ジクロルボス」が検出された問題で、県は12日夜、同剤を含む防虫用プレートが原因の可能性があるとして、コープ石井(石井町高川原)を再び立ち入り調査した。【加藤明子】
 県生活衛生課と徳島保健所の職員が、閉店後の午後10時ごろ、同店舗で使用されていたジクロルボスを含む防虫用プレートの設置場所、陳列棚や店内の空調、商品搬入から店頭に並ぶまでの経路などを調べた。同店の害虫駆除業者からは、防虫用プレートに含まれるジクロルボスの濃度や防虫作業の頻度などを確認した。
 また、薬剤が店舗内で付着したかどうかを確認するため、11日の立ち入り調査で中国製以外の冷凍食品8袋を無作為に持ち帰っていたが、検査の結果、国産品3袋の外装から微量のジクロルボスを検出。県は「防虫剤が原因である可能性が高まった」としている。
 飯泉嘉門知事は12日の定例会見で、「今後も調査を続け、厚生労働省や専門家と協議しながら原因究明を急ぎたい」と述べた。

2月13日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080213-00000192-mailo-l36