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2008年02月13日(水) 17時01分

自殺?:拘置の女、首つり−−新宮署 /和歌山毎日新聞

 11日午前11時半ごろ、新宮署の留置室で、非現住建造物等放火と詐欺の疑いで逮捕、起訴された兵庫県洲本市の無職の女(44)=未決拘置中=が、首をつっているのを巡回中の署員が見つけた。女は病院に搬送されたが、約50分後に死亡した。同署は解剖の結果、自殺とみている。
 同署によると、女は朝食と入浴を済ませ、同11時10分ごろ、施錠された留置室で1人で新聞を読んでいるのを署員が確認。約20分後に巡回したところ、長さ約30センチの靴下を高さ約1・6メートルの窓格子に結んで首をつっていたという。遺書は見つかっていない。
 女は05年5月、実母が所有する太地町の別荘を全焼させ、保険金約700万円をだまし取ったとして昨秋、逮捕された。同署の井城明都副署長は女について「落ち着いており、変わった様子はなかった」と話している。【藤顕一郎】

2月13日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080213-00000273-mailo-l30