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2008年02月13日(水) 18時31分

漫画「弁護士のくず」が小説盗用?=連載中止の仮処分申請−東京地裁時事通信

 ビッグコミックオリジナル連載の人気漫画「弁護士のくず」が自分の小説を盗用し、著作権を侵害しているとして、作者の内田雅敏弁護士が13日、発行元の小学館と漫画家井浦秀夫さんを相手に、連載中止などを求める仮処分を東京地裁に申し立てた。
 申立書によると、井浦さんは同誌の1月5日号から2月5日号の隔週3回にわたり、「弁護士のくず 蚕食弁護士」の題名で、主人公の九頭元人弁護士が顧問先の会社資産を食い物にする悪徳弁護士と対決する話を掲載した。
 内田弁護士は、自らが体験した事件を基に小説「乗っ取り弁護士」(05年7月発刊)を執筆。冒頭、悪徳弁護士を解任しようとした会社の代表取締役が逆に解任される部分など、漫画の登場人物、ストーリーなどが小説と酷似していると訴えた。 

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