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2008年02月12日(火) 21時59分

佐藤棋王と羽生王座が決意語る 左京で「棋王戦」前夜祭京都新聞

 将棋の佐藤康光棋王に羽生善治王座が挑む第33期「棋王戦」5番勝負第1局(京都新聞社主催、任天堂協賛)が13日、京都市左京区のグランドプリンスホテル京都で行われる。開幕に先立ち12日、前夜祭が同ホテルで開かれ、両対局者が意気込みを語った。
 両対局者はこの日午後に京都入りし、立会人の桐山清澄九段らとともに対局室を検分、使用する盤や駒の箱に揮毫(きごう)した。
 前夜祭には、佐藤棋王の出身地・八幡市のファンら約70人が出席した。両者に歓迎の花束が手渡された後、主催者を代表し、斉藤修・京都新聞社取締役編集本部長と米長邦雄・日本将棋連盟会長があいさつ。吉田康二・任天堂取締役総務本部長の音頭で乾杯した。
 京都で棋王の初防衛戦に臨む佐藤棋王は「タイトル戦の迫力をファンに堪能していただき、ぜひ幸先の良いスタートを切りたい」と決意を表明。三冠を目指す羽生王座は「佐藤さんは読みの量がすごく多い。内容でも面白い将棋を指したい」と話した。
 第1局は午前9時に始まり、午後1時から一般公開(有料)される。盤上の進行は、京都新聞のホームページからネット中継する。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080212-00000040-kyt-l26