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2008年02月12日(火) 16時26分

殺虫剤「ジクロルボス」 徳島の店舗で使用産経新聞

 中国製ギョーザ中毒事件で、徳島県内の生協から回収され、袋の外側から有機リン系殺虫剤「ジクロルボス」が検出された中国製ギョーザ「CO・OP手作り餃子」を扱った店舗が、防虫作業の際にジクロルボスを含む薬剤を使っていたことが12日、徳島県の調査で分かった。薬剤に含まれるジクロルボスが店内で付着した可能性があり、県は原因の特定を進める。

 県によると、店が県に提出した害虫駆除業者の作業報告書に、ジクロルボスを含む薬剤を使ったと記載されていた。

 また11日の検査で、新たに5袋から微量のジクロルボスが検出され、検出は計12袋になった。石井町の「コープ石井」が全部扱っており、これまでに確認されたものと異なる製造日は昨年12月2日。検出量はいずれも人の1日の摂取許容量の470分の1以下で、健康への影響はないという。

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【主張】ギョーザ中毒事件 「食品テロ」の視点も必要

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080212-00000008-san-soci