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2008年02月12日(火) 19時54分

栃木県の漬物製造業者、中国産ラッキョウを「国産」と偽る読売新聞

 中国産ラッキョウなど漬物の原材料を「国産」と偽り出荷していたとして、栃木県は12日、同県壬生町羽生田の漬物製造販売「清水漬物工業」(清水信幸社長)に対し、日本農林規格(JAS)法と景品表示法に基づき改善を指示した。

 県によると、同社は昨年2月〜今年1月、中国産ラッキョウなどを使って「黒酢らっきょう」や「赤ワインらっきょう」など31商品、計約110トンを製造、原材料を国産と偽って表示し、茨城、埼玉、鳥取など11県の卸売業者や土産品店などに出荷した。同社は中国産のかんぴょうやシソの実も国産と表示していた。

 偽装表示は、2004年6月ごろから行われていたといい、清水社長は「国産品が値上がりして手に入りにくくなり、中国産に切り替えたが、表示は国産のままにしてしまった」などと話しているという。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080212-00000030-yom-soci