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2008年02月12日(火) 00時00分

リンリンハウス、放火殺人の仲介役被告に賠償命令朝日新聞

 神戸市内で00年3月、テレホンクラブ「リンリンハウス」の系列2店に火炎瓶が投げ込まれて客4人が死亡した事件で、同ハウスの経営会社「新宿ソフト」(東京都新宿区)が、殺人幇助(ほうじょ)罪などで懲役6年の判決を受けて最高裁に上告中の中根一弘被告(44)ら3人に損害賠償を求めた訴訟の判決が12日、神戸地裁であった。同被告が答弁書などを提出しなかったため、下野恭裕裁判長は訴え通り約1億6千万円の支払いを命じた。残り2被告に対する訴訟は分離されて係争中。

 2被告は、放火を依頼したとされるライバル店元経営者、中井嘉代子被告(67)=殺人罪などで神戸地裁で無期懲役判決を受け控訴中=と、放火実行グループの指揮役とされる会社役員坂本明浩被告(47)=殺人罪などで同地裁で公判中。中根被告は、2人の連絡役を務めた。

http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200802120080.html