ジクロルボス新たに5袋＝ごく微量、包装表面から−生協内防虫作業で付着か・徳島（時事通信）

2008年02月11日(月) 21時01分

　中国製冷凍ギョーザ中毒事件で、徳島県は11日、新たにとくしま生協（北島町）が回収した天洋食品（中国河北省）製の「手作り餃子」5袋の包装表面から、ごく微量の有機リン系殺虫剤ジクロルボスを検出したと発表した。これで、同生協が回収した同製品からのジクロルボス検出は計12袋となった。
　いずれも同県石井町の「コープ石井」から回収された製品。保健所の聞き取り調査で、店舗内の防虫作業で業者がジクロルボスを含有する薬剤を使用していたことが分かり、県は防虫剤の成分が包装に付着した可能性もあるとしている。　

【関連記事】 155品目、殺虫剤検出されず=生協連の中国関連商品-中国ギョーザ中毒事件
【関連記事】ジクロルボス新たに4袋=とくしま生協回収、包装表面から-中国ギョーザ
【関連記事】「責任の重さ考えて」=JTに書面提出-中国製ギョーザ中毒の家族・兵庫
【関連記事】生協側、中国にギョーザ提供=殺虫剤検出と同製造日-警察が保管要請
【関連記事】ギョーザ中毒「不幸な事件」=友好関係維持を強調-日中財務相