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2008年02月11日(月) 14時00分

自転車同乗の乳幼児 ヘルメット着用が義務化両丹日日新聞

 府の新条例で、自転車に同乗させる6歳未満の乳幼児にはヘルメットの着用が4月1日から義務化される。そこで福知山市内の保育園、幼稚園の44園でつくる「福知山幼児交通事故防止対策連絡会」は8日、福知山署で研修会を開催。教諭、保育士ら約50人が参加し、署員が「園でも啓発を」と促した。

 研修会では交通課の足立さんが、府内で自転車同乗中に負傷した幼児46人のうち4割近くが頭を負傷していること、3人乗りの場合は同乗させた幼児2人がともにけがをしたケースが多かったことを説明。ヘルメット着用の義務化を控え、「子どもの頭を守るために、SGマークなど安全基準適合表示のあるヘルメットを、ぐらつかないようにあごひもをしっかり締めてかぶることなどを保護者に啓発して」と話した。

■6歳以上でもジュニアシート着用を

 また、昨秋に実施した自動車のチャイルドシート使用率の調査結果を発表。使用が義務付けられている6歳未満は65・8%で昨年より使用率は向上したが、「6歳以上の子どもでも、ジュニアシート(学童用)の着用を」と呼びかけた。

 このあと、参加者は班ごとに分かれて保護者に対する交通安全教育をテーマにさまざまな意見を出し合うなどして、子どもたちを事故から守る方策を探った。


写真=ヘルメットの着用義務化などを、人形を使って説明した

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080209-00000003-rtn-l26