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2008年02月11日(月) 22時27分

徳島で新たに5袋からジクロルボス、店の防虫作業で使用? 読売新聞

 中国製冷凍ギョーザ中毒事件に絡み、徳島県は11日、とくしま生協が回収した「CO・OP手作り餃子」で、新たに5袋の包装袋の外側から、極微量の有機リン系殺虫剤「ジクロルボス」を検出したと発表した。

 これで、同県内で回収された商品から検出されたのは計12袋になり、すべて「コープ石井店」(徳島県石井町)で販売されていた。これまでの調査で、石井店での防虫作業にジクロルボスを含む薬剤が使われていた可能性があることがわかり、県は関連を調べる。

 5袋の製造日は2007年5月17日が1袋、同年11月1日、同月2日が各2袋。いずれも袋の内側やギョーザからは検出されなかった。このうち5月17日と11月1日に製造された商品については、これまでも袋の外側から検出されている。

 県が、石井店が害虫駆除などを委託している業者の作業記録を調査した結果、薬剤にジクロルボスが含まれている可能性があるという。ジクロルボスは国内で販売されている農薬や殺虫剤の成分に含まれていることもあり、県は、業者が使用した薬剤の特定を急ぐ。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080211-OYT1T00413.htm