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2008年02月11日(月) 09時39分

崇礼門の火災事件、警察は放火の可能性に重点YONHAP NEWS

【ソウル11日聯合】国宝第1号の崇礼門(南大門)の火災事件を捜査しているソウル南大門警察署は11日、消防当局と火災の原因把握に乗り出す一方、放火の可能性に重点を置き容疑者の確保に捜査力を集中している。警察は火災発生直後に目撃者の陳述と似た服を着ていた50代の男性を捕まえ調査したが、容疑点は発見できず帰宅させた。
 警察は崇礼門周辺のビルに設置された防犯カメラの映像と目撃者などを確保し、火災発生当時に崇礼門に出入りした人などを明らかにするのに力を入れている。崇礼門の無人警備サービスを行っているKTテレコップの関係者が、「警報が鳴り現場に出動した時にはすでに煙が出ていた」と陳述していることから、警察は火災直前に崇礼門の侵入警報が鳴っていた可能性もあるとみている。

 南大門署の金泳秀(キム・ヨンス)署長は11日明け方の会見を通じ「火災が漏電または放火により発生した可能性に重きを置いている」と述べた。ただ、専門家らは、照明施設が出火地点と推定される楼閣2階の屋根ではなく1階の屋根にあり、出火後も照明は点灯していたことから、漏電の可能性は低いとみている。

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080211-00000001-yonh-kr