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2008年02月10日(日) 10時07分

豊和銀元常務ら再逮捕 詐欺容疑で大分県警 本店工事費も水増し西日本新聞

 豊和銀行(大分市)の行員寮工事費をめぐる詐欺事件で、大分県警は9日、別の工事でも水増し請求で現金をだまし取ったとして、詐欺の疑いで、同行元常務漆間角人容疑者(59)=大分市上宗方=と会社役員寺本勝己容疑者(67)=同県日出町藤原=を再逮捕した。

 調べでは、漆間容疑者は取締役総務部長当時の2002年12月に実施した本店仮事務所建設工事に絡み、現金を詐取しようと寺本容疑者と共謀。建設会社に工事費を水増しした見積書を提出させて約4600万円で工事請負契約を締結、実際の工事費との差額千数百万円をだまし取った疑い。調べに対して、漆間容疑者は「事実無根だ」と容疑を否認、寺本容疑者は認めているという。

=2008/02/10付 西日本新聞朝刊=

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080210-00000000-nnp-l44