記事登録
2008年02月10日(日) 15時01分

振り込め詐欺:「還付金」3件、400万円 相談も増加、注意を−−1月被害 /島根毎日新聞

 県警生活安全企画課は1月中の「振り込め詐欺」の被害状況をまとめた。還付金詐欺が3件計400万円の被害があった。相談も増え、県警は「ATMでの還付金の払い戻しは絶対にない」と注意を呼びかけている。
 手口は、社会保険事務所やNTT職員を名乗り、医療費や電話料金の還付金があるとだまし、現金自動受払機(ATM)を言葉巧みに操作させ、現金を振り込ませるもの。銀行職員に気付かれるのを恐れて、近くのスーパーのATMへ誘導する。
 2月上旬にも、江津市の70歳代の男性が水道局職員を名乗る電話で、約400万円を振り込まされた。益田署管内では、医療還付金があると電話があった、という相談が9件あった。
 融資保証金詐欺は4件、被害額約1150万円で、ファクスで送付された融資案内に申し込むと、登録料や手数料を振り込まされた。「おれおれ詐欺」「架空請求詐欺」はなかった。
 1月から始まった確定申告の還付金詐欺も発生している。1月末、松江税務署を名乗って年末調整や確定申告の還付金があると電話があった、という相談が2件同署に寄せられた。【御園生枝里】

2月10日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080210-00000172-mailo-l32