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2008年02月10日(日) 21時04分

<拳銃自殺>栃木県警巡査長が交番で 12月にも巡査が自殺毎日新聞

 10日午後5時10分ごろ、栃木県益子町益子の県警真岡(もおか)署益子交番2階のトイレで、同署地域課の柏倉盛行(しげゆき)巡査長(27)が、拳銃で右側頭部を撃ち、死亡しているのを同僚の巡査部長(60)が発見した。地域課長らにあてたメモ書きの遺書が見つかり、最近、私生活の悩みを訴えていたことから、真岡署は自殺とみている。益子交番では昨年12月にも、配属2年目の男性巡査(23)が、遺書を残し拳銃自殺した。

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 調べでは、拳銃は貸与された回転式38口径(5発入り)で、1発発射されていた。巡査長は10日午後2時から警らで、交番のバイクで出発したのを巡査部長が目撃していた。しかし、巡査部長とのミニパトによるパトロールが午後5時に予定されていたが、現れないため、探していた。

 メモはA4判の紙に縦書きで「(巡査)部長、(地域)課長が親身に相談に乗ってくれたのに、このような結果になって申し訳ない。生きていくことに疲れました」と書かれていたという。巡査長は昨年10月に結婚し、12月上旬ごろから私生活の問題を地域課長らに相談していた。真岡署は12月13日にあった巡査の自殺を受け、独身警察官の親族に注意を呼び掛けていた。

 舘野勝則署長は「昨年12月に同種の事案が発生したため、再発防止策を講じてきたが、慚愧(ざんき)に堪えない。実効力のある対策を検討したい」と話している。【山下俊輔、吉村周平】

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