記事登録
2008年02月10日(日) 15時00分

再編の是非:出直し岩国市長選 両候補、最後の訴え−−きょう投票 /山口毎日新聞

 ◇過熱した選挙戦に幕
 10日投開票の出直し岩国市長選で、新人で前自民党衆院議員の福田良彦候補(37)と、前市長の井原勝介候補(57)=ともに無所属=は9日、大票田の旧市内を回り、最後の訴えに声をからした。期日前投票が実施された市役所前では、両陣営の支援者がずらりと並び、「よろしくお願いします」と訴え合うなど過熱した選挙戦だった。【鈴木美穂、島田信幸】
 9日は、離島の柱島など3投票所で繰り上げ投票があった。これ以外の投票は10日午前7時〜午後8時(一部地域は繰り上げ)、市内104カ所であり、同日午後9時半から、市総合体育館で開票される。
 ◆福田陣営◆
 福田候補はシンボルカラーの青のジャンパー姿で旧市内を全力疾走。地元の同市通津地区、JR岩国駅前の商店街などを練り歩き、握手作戦を展開した。高校の同級生らでつくる勝手連のメンバーとともに「岩国再生」「岩国を変えよう」と訴えた。
 午後7時50分ごろに、南岩国町の選挙事務所に滑り込み、支持者らを前に最終演説をし、マイクを置いた。
 ◇主張に共感する市民多く手応え−−原田俊一・連合後援会会長
 岩国再生を掲げ市民党として活動してきた。生活が第一、経済の閉そく感を打破するという我々の主張に共感する市民が多かった。厳しい戦いだったが手応えを感じている。
 ◆井原陣営◆
 井原候補は午前10時から同市今津町の長山公園で集会を開き、政治評論家の森田実さんらが次々と応援演説をした。
 さらに旧市内を回って街頭演説を繰り返し、午後6時半には再び同公園で最後の集会。シンボルカラーの黄色のリボンを付け、「風を起こす」というのぼりを持った支持者を前に最終演説をし、地元の今津地区を練り歩いて激戦を締めくくった。
 ◇議員有志支援、大きな励みに−−粟屋司・井原勝介後援会事務局長
 厳しい戦いだったが、今選挙を「民主主義、地方自治を守る戦い」と位置づけ、全国の議員有志らが支援してくれたのは大きな励みになった。市民の良識ある選択を信じる。
〔山口東版〕

2月10日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080210-00000186-mailo-l35