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2008年02月09日(土) 23時49分

3袋外側からジクロルボス ごく微量、徳島で回収東京新聞

 徳島県は9日、中国・河北省の天洋食品が製造し、県内の生協から回収された「CO・OP手作り餃子」3袋の外側から、ごく微量の有機リン系殺虫剤「ジクロルボス」を検出したと発表した。

 ジクロルボスは、最も多く検出された袋でも人の1日の摂取許容量の300分の1以下で、県は「健康には全く影響はない」としている。袋の内側やギョーザからは検出されなかった。

 一連の問題で、ジクロルボスが検出されたのは福島県の生協に続き2件目。今回の3袋は福島のものと製造日が異なっており、徳島県は福島との関連は分からないとしている。専門家は、保管倉庫の殺虫消毒で付着した可能性も残るレベルの量と指摘している。

 徳島県によると、検出されたのは製造日が昨年3月22日、同29日、4月21日で各1袋ずつ。いずれもジェイティフーズ(東京)が輸入し、とくしま生協を通じ同県石井町の「コープ石井」に流通した。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008020901000533.html