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2008年02月09日(土) 13時29分

給食マッシュルーム異臭、保健所が加工工場に立ち入り調査読売新聞

 北海道小樽市の小学校で給食を食べた児童が下痢や腹痛の症状を起こしたことを受け、文部科学省は9日、全国の小中学校などに対し、学校給食に使う食材の安全確保を徹底するよう求める通知を出した。

 同省などによると、小樽のケースでは、児童ら25人がマッシュルーム入りのカレーを食べて不調を訴えた。このマッシュルームは、名古屋市に本社のある食品加工会社が中国から塩漬けされたものを輸入し、愛知県豊川市の工場で塩抜き加工した。札幌市や埼玉県、東京都内の小中学校でも、「異臭がする」として給食を取りやめるトラブルが相次いでいた。

 このため地元の豊川保健所は8日、食品衛生法に基づき工場を立ち入り調査。今後、マッシュルームに農薬などが含まれていないか詳しく検査する。小樽市保健所の調査では、農薬などは検出されていない。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080209-OYT1T00343.htm