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2008年02月08日(金) 12時01分

外登証偽造:女3人を逮捕 首謀者の女が不法滞在者に“セット”売り、宅配も /埼玉毎日新聞

 外国人登録証を偽造したなどとして、県警外事課と東松山署は7日、東京都足立区関原2、中国食品店経営、丸山嘉蘭被告(55)=有印公文書偽造罪で起訴=と、いずれも中国籍で東松山市松葉町4に住む派遣社員、陳華艶被告(36)=入管難民法違反の罪で起訴=ら女3人を有印公文書偽造容疑で再逮捕した。
 調べでは、丸山容疑者は07年10月、不法滞在の陳容疑者らの注文を受け、外国人登録証などを偽造した疑い。丸山容疑者は「注文を受けると、川崎市内などで中国人の男に写真などを渡し、偽造を頼んでいた。指定された場所で落ちあい、男に報酬の4分の3を手渡していた」などと供述しているという。
 県警によると、丸山容疑者は04年10月、足立区内に店を構え、中国製の冷凍ギョーザや乾物類を販売。携帯電話の代理店も営むかたわら、06年1月ごろから、店の電話や携帯電話で外登証などの偽造注文を受けていた。
 注文者に写真などを郵送してもらい、完成した偽造品を宅配便で発送。外登証とパスポート、就労資格証明書の1セットを4万円で売っていた。不法滞在の外国人の間で口コミで評判が広がり、関東、中部地方など1都11県の不法滞在者約40人から計約160万円を受け取っていたという。【弘田恭子】

2月8日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080208-00000061-mailo-l11