2008年02月07日(木) 13時01分
顕正会入会強要:傷害の県内幹部、罰金の略式命令 /新潟(毎日新聞)
宗教法人「顕正会」(本部・さいたま市大宮区)への入会を強要し、新潟市江南区の無職男性(当時20歳)に軽傷を負わせたとされる事件で、新潟区検は6日、逮捕監禁容疑などで逮捕された同会県内幹部の同市中央区紫竹山7、建築業、午腸明容疑者(31)を傷害罪で新潟簡裁に略式起訴した。簡裁は同日付で罰金20万円の略式命令を出し、午腸被告は即日納付。共犯とされた当時19歳の男(20)については起訴猶予とした。
県警は先月、午腸被告を逮捕監禁、傷害、強要容疑で逮捕。男についても逮捕監禁と強要容疑で逮捕した。だが新潟地検は▽犯行は計画的でなく偶発的▽犯行態様が軽微——などとして逮捕監禁と強要容疑については不起訴と判断した。
傷害容疑については軽傷であることを考慮し略式起訴した。組織的な関与については「証拠は出てこなかった」とした。
起訴状などによると、午腸被告は06年11月12日午後6時ごろ、新潟市江南区の駐車場で、勧誘に応じない男性のえりをつかんで転倒させ、軽傷を負わせた。【岡田英】
2月7日朝刊
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