記事登録
2008年02月07日(木) 17時02分

再編の是非:出直し岩国市長選 候補者アンケート/下 /山口毎日新聞

 ◇夢のある街づくり−−福田候補
 ◇「人づくり」を重視−−井原候補
 毎日新聞社が、出直し市長選(10日投開票)に立候補した新人で前衆院議員の福田良彦候補(37)▽前市長の井原勝介候補(57)=ともに無所属=に実施したアンケートの2回目は、両候補の財政再建の方法、経済振興策、福祉政策などについての考え方を紹介する。【大山典男】
………………………………………………………………………………………………………
(1)市の財政再建の方法
(2)子育て支援、介護、医療の福祉政策
(3)民間空港再開を含めた地域経済振興策
(4)旧町村部など周辺地域対策
(5)防災への取り組み
(6)理想とする将来の市の姿
 ◇福田候補
(1)新規事業ができない状況を変えたい。ほとんど手が付けられていない未利用地などの負の財産を的確に処理するほか、削減に努めながら国の負担事業、国や県との共同事業、市の単独事業を交渉し実行したい
(2)夢の持てる岩国市をつくるため重点課題とする。県や国と連帯し財源確保に努め、ソフト・ハード両面から進めていく
(3)民間空港再開の早期実現を図る。人・物・情報が行き交い、地元産業の活性化や企業誘致もしやすくなる。私自身が全国に岩国の魅力をPRする
(4)合併後全く実行されていない新市建設計画を実行に移す。また、周辺部の病院機能の維持と高度医療化を進める
(5)子どもたちが通い、避難所でもある学校や体育館の耐震化や水害対策を早期に実施
(6)市民の心が一つになってお互いが助け合い笑顔あふれるまち。夢を語り自己実現できるまち。環境を守り、日本一、人にやさしいまち
 ◇井原候補
(1)財政健全化計画に基づき、7年間で職員数を300人削減するなど行政改革を行うとともに、限られた財源を優先順位をつけて公平公正に使い、借金を約150億円削減
(2)保育料の軽減など子育て支援の充実、高齢者の介護予防対策、錦、美和両町の市立病院の医師確保に努める
(3)新企業誘致条例による企業誘致、中心市街地の活性化。民間空港は米軍再編が解決するまで進めない
(4)ケーブルテレビ網の拡充、バス交通の見直し、Uターンの促進などによる農林業の振興を図る
(5)防災無線の整備、学校の早期耐震化を進める
(6)世界遺産を目指す錦帯橋と錦川に代表される歴史と文化、自然を大切にし、子育て、教育、福祉まで「人づくり」を重視する
〔山口東版〕

2月7日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080207-00000300-mailo-l35