記事登録
2008年02月07日(木) 17時02分

ひまわり基金:県内初適用、法律事務所が業務開始−−萩 /山口毎日新聞

 弁護士過疎地域とされる萩市・長門市・阿武町地域で3カ所目の法律事務所となる萩ひまわり基金法律事務所(萩市東田町)が6日、業務を始めた。日本弁護士連合会が弁護士過疎対策のために設けた「ひまわり基金」による開設で、県内では初めて。初代所長、小林亨弁護士(31)は「地域の方々が利用しやすい、愛される事務所にしたい」と話す。
 小林弁護士は茨城県出身。02年10月に弁護士登録し、茨城、広島の法律事務所を経て、日弁連の所長募集に応募した。任期は3年。
 4日の開所式には法曹関係者約60人が出席。県弁護士会の松崎孝一会長は「萩・長門地域は人口約10万5000人。『3万人に弁護士1人』の過疎解消まであと一歩。早く実現させたい」と語った。
 法律相談などの受け付けは午前9時〜午後5時。問い合わせは0838・21・4151。【阿部義正】
………………………………………………………………………………………………………
 ■今日のことば
 ◇日弁連ひまわり基金
 弁護士過疎対策の一環として99年9月、東京弁護士会からの寄付1億円などを財源に設置。法律相談センターへの援助や、弁護士定着支援などに用いられる。会員が毎月1000〜1500円ずつ出しあい、毎年2億〜4億円近くを積み立てている。
〔山口版〕

2月7日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080207-00000302-mailo-l35