記事登録
2008年02月07日(木) 18時01分

日航が賠償支払い表明=個人情報収集訴訟−東京地裁時事通信

 日本航空の労組「日本航空キャビンクルーユニオン」(CCU)に所属する客室乗務員ら194人が「個人情報を無断で収集された」として損害賠償を求めていた訴訟の第1回口頭弁論が7日、東京地裁(中西茂裁判長)であり、同社は請求通り総額約4800万円を支払う意向を示した。同社に対する訴訟は終結した。
 同社は裁判後にコメントを出し、乗務員らの訴えについて、「不当、不明瞭(ふめいりょう)な部分が多々あり、認めることはできない」と主張。関与した社員を処分するなど、適切な対応をしたと強調した。
 しかし、「会社の状況や再建に向かい努力している社員の心情などを考慮し、大所高所の観点から、可能な限り早期に訴訟を終了させることが適切と判断した」と説明した。
 ほかに被告とされた最大労組「JAL労働組合」(JALFIO)などについては、今後さらに審理が続けられる。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080207-00000127-jij-soci