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2008年02月07日(木) 12時01分

エビ養殖詐欺で捜査本部=立件へ60人態勢−広域・国際性を考慮・警視庁時事通信

 投資会社「ワールドオーシャンファーム」(東京都台東区)によるエビ養殖詐欺事件で、警視庁生活経済課は7日、捜査本部(本部長・石田唱司生活安全部長)を設置した。詐欺容疑の立件に向け、捜査員を倍増させて約60人態勢で捜査を進める。
 捜査本部は全国に被害者がいる広域性や、巨額の被害額、事件の国際性を考慮。一元的に捜査し、早期立件を目指す。
 同社は「フィリピンでのエビ養殖事業に投資すれば1年で2倍になる」とうたい、約4万人から約600億円を集めたとされる。生活経済課は1月中旬、現地に捜査員を派遣し、養殖事業にほぼ実態がなかったことを確認している。
 同社会長黒岩勇被告(59)は、他人名義の旅券でフィリピンに出国したとして、昨年12月下旬に旅券法違反容疑などで生活経済課に逮捕され、起訴された。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080207-00000066-jij-soci