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2008年02月06日(水) 13時10分

トヨタの鈴木専務「サブプライムよりガソリン高」レスポンス

トヨタ自動車の鈴木武専務は5日の2008年3月期・第3四半期決算発表の席上、北米自動車市場へのサブプライムローン問題の影響について「直接的に大きなネガティブインパクトを与えるとは思わない」と指摘した。

鈴木専務はサブプライム問題について「消費者心理をやや、ちゅうちょさせる」という影響はあるとしたものの、自動車市場には「ガソリン価格の高止まりの方が影響は大きい」と述べた。

また、トヨタの第3四半期の北米販売は、前年同期比1%の減少となったが「市場全体は5 - 6%の減少であり、市場には負けていない」と、強気なところを見せた。

さらに「北米経済は長期的には伸びると見ている」と述べた。トヨタとしては「今年、来年でなく長期的視野で投資していく」とし、新規工場投資計画などは不変との方針を強調した。

《レスポンス 池原照雄》

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