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2008年02月06日(水) 15時00分

再編の是非:出直し岩国市長選 候補者アンケート/上 /山口毎日新聞

 ◇対決色を鮮明に−−「争点」「艦載機移転」対応割れる
 米軍再編、財政再建など難問が山積みの岩国市。10日投開票の出直し市長選に立候補した新人で前衆院議員の福田良彦候補(37)と、前市長の井原勝介候補(57)は難局にそれぞれどう立ち向かうのか。毎日新聞のアンケートに答えた両候補の政策、思いを2回に分けて紹介する。
 1回目は米軍再編への取り組みや愛宕山地域開発事業地の跡地処理などについて聞いた。【大山典男】
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(1)最大の争点
(2)艦載機移転への基本姿勢
(3)艦載機移転への対応方針
(4)米軍再編を進める国の手法について
(5)愛宕山地域開発の跡地処理の方法
(6)愛宕山跡地への米軍住宅建設について
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 ◇井原候補
(1)空母艦載機の受け入れの可否
(2)反対
(3)飛行機数を2倍にする移転案は過大な負担であり、しかも新庁舎補助金カットなどの手法は到底納得できない。民主主義と地方自治の問題でもあり、福田首相に直談判する
(4)お金で市民を分断するのではなく安全・安心につき誠意を持って協議すべきだ
(5)旧国病(現岩国医療センター)の移転は県、市など三者合意に基づき確実に進める。その他の跡地は、県と協力し、企業誘致や国への売却などを含めて、岩国の将来に望ましい方向性を探る
(6)米軍再編を容認していないので、そのための米軍住宅は考えられない
 ◇福田候補
(1)市民生活を守り、混迷する岩国市の再生
(2)現実的な対応
(3)国の言いなりではなく、市民の不安を払しょくするため個別・具体的に国と交渉。騒音、治安問題、安心・安全を守るため国と早期交渉。海上自衛隊の今まで通りの駐留を国へ要望
(4)国は関係自治体への説明責任を果たし理解を得る努力と負担軽減に努めてほしい
(5)県や国と信頼関係を再構築し、連帯を取りながら市の財政負担を最小限に抑える努力をする。旧国病(現岩国医療センター)の移転を確実にし、地域医療体制を整える
(6)米軍住宅ありきで利用を考えてはいない。必要となれば、基地内及び基地周辺で検討すべきだ
〔山口東版〕

2月6日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080206-00000177-mailo-l35