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2008年02月06日(水) 21時00分

外務省に火炎瓶、刃物も=22歳右翼男を逮捕−銃刀法違反で警視庁時事通信

 6日午後6時40分ごろ、東京都千代田区霞が関の外務省敷地内で、男が火炎瓶を同省正面玄関に投げ付け、刃物で腹を刺した。警視庁は銃刀法違反などの現行犯で右翼団体構成員喜納直也容疑者(22)を逮捕した。命に別条はないという。
 同庁公安部と麹町署の調べによると、同省正面玄関から5、6メートルの地点にガラス瓶の破片と焦げたタオルがあり、灯油のにおいもした。警備員が火を消し止めた。
 約20メートル離れた場所で、同容疑者がうずくまっており、手に包丁を持ち、腹の1カ所に浅い刺し傷があった。
 漢字で「抗議文」「檄文(げきぶん)」と書かれた封筒も発見。1月に靖国神社で日本人が中国人に暴行された事件に言及し「抗議しないのは弱腰外交だ」と訴えていた。 

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