記事登録
2008年02月06日(水) 22時53分

外務省に火炎瓶、右翼団体員逮捕 手に対中外交批判文朝日新聞

 6日午後6時35分ごろ、東京都千代田区霞が関の外務省の敷地に男が侵入し、本館玄関前に火炎瓶を投げた。直後に自分の腹部を包丁でわずかに刺したところで、警戒中の警視庁機動隊員が取り押さえ、建造物侵入と銃刀法違反容疑で現行犯逮捕した。火炎瓶は炎をあげたが、けが人はなかった。

 同庁公安部の調べでは、男は東京都練馬区大泉町6丁目、右翼団体構成員、喜納直也容疑者(22)。外務省の対中国外交姿勢を「弱腰」などと批判する抗議文を持っていた。

 1月15日に靖国神社で、80代男性が中国籍の男(43)に日の丸を奪われ、止めに入った男性が暴行される事件があった。喜納容疑者は「(5日後に)外務省を訪ね中国側に抗議するよう求めたが、回答がなかった」と話しているという。 アサヒ・コムトップへ

http://www.asahi.com/national/update/0206/TKY200802060438.html