６日午後６時４０分ごろ、東京都千代田区霞が関の外務省玄関前で男が火炎瓶のようなものを投げ、刃物で自分の腹を刺した。警視庁は銃刀法違反の現行犯で男を逮捕。男は病院に運ばれ手当てを受けているが、意識はあるという。
警視庁麹町署などによると、玄関前で一時、炎が上がったが、すぐに消し止められた。ほかにけが人はいなかった。
男は抗議文と檄文を所持していたといい、同署は身元確認を急ぐとともに、詳しい経緯を調べている。
警備員によると、男は革のジャンパーにしま模様のシャツ姿。玄関前で機動隊員に取り押さえられた際に「靖国神社で（日本人が）中国人に暴行された」などと言っていたという。