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2008年02月05日(火) 14時27分

返品のかき氷シロップ、処理し直して再出荷 宮崎朝日新聞

 宮崎市高岡町の食品メーカー「ハニー」(三棹(みさお)俊作社長)が、返品されたかき氷のシロップを新しい原料と混ぜて処理し、再出荷していたことがわかった。その際、パックに詰め直した日を新たな製造年月日にして、賞味期限を偽装。こうした処理は25年余り続けられていた。情報提供をうけた同市保健所が1月25日に立ち入り調査し、確認した。食品衛生法違反(賞味期限の表示義務違反など)の疑いで調べている。

 三棹社長は5日に記者会見し、「古いものを混ぜて作ったことをおわびしたい。保健所に指摘されるまで法に触れる意識はなかった。今後はしない」と話した。返品希望の商品はすべて回収し、廃棄するという。

 同社の説明によると、「紙パックが汚れている」などとして返品されたシロップを、新しいシロップが入ったタンクに混ぜて加熱。「新品」として2年の賞味期限を付け直して出荷していた。混入は紙パックを使い始めた81年ごろから先代社長の指示で始まり、現社長も把握。内部では「炊き直し」などと呼んでいた。

 同社は、混ぜた商品は賞味期限内のもので、全体の約2%程度としている。

 保健所によると、食品衛生法に基づく年1回の商品の検査では問題がなかった。これまでに製品についての健康被害などの届け出はないという。 同社のシロップは、東京ディズニーランドなど各地の遊園地でも使われている。 アサヒ・コムトップへ

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