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2008年02月05日(火) 11時31分

中国から覚せい剤5億分密輸=コンテナの茶パックに隠す−香港マフィアら4人逮捕時事通信

 中国から密輸入した覚せい剤約8.8キロ(末端価格5億2800万円相当)を所持していたとして、警視庁と東京税関、海上保安庁は5日までに、覚せい剤取締法違反(営利目的所持)の疑いで、香港マフィア黄細祥容疑者(32)ら中国人3人と衣料品輸入会社役員奥村禎浩容疑者(39)=名古屋市中区大須=を逮捕した。
 覚せい剤は茶のパック8袋に入れ、都内の業者が中国から食器を輸入するコンテナの床板下に隠していた。
 コンテナは中国・珠海から香港を経て東京港へ入港。食器輸入業者が中身を引き取った後、廃材を積み込む名目でコンテナを埼玉県草加市の空き地に移して覚せい剤を取り出した際に逮捕された。
 中国人3人は「1万5000香港ドル(約20万円)の報酬でやった」と容疑を認め、奥村容疑者は否認している。
 調べによると、黄容疑者らは1月17日、草加市柿木町の空き地で覚せい剤約8.8キロを営利目的で所持した疑い。
 指示を受け、中国人に覚せい剤を渡すことになっており、昨年11〜12月にも覚せい剤を密輸したという。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080205-00000053-jij-soci