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2008年02月04日(月) 22時04分

<グリーン購入法>再生紙の基準見直し見送りへ毎日新聞

 政府は来年度に向けたグリーン購入法の調達基準見直しで、LED(発光ダイオード)を使った照明器具など15品目を追加して対象を237品目とし、61品目の基準を変更することを決めた。再生紙偽装問題を受け、予定していた再生紙8品目の基準見直しは見送る方針。5日に閣議決定する。

 新たに加わるのは、チョークや防災備蓄用品の乾パン、ペットボトル飲料水、缶詰、レトルト食品など。

 再生紙の基準は古紙配合比率について、コピー用紙は100%、印刷用紙は70%などと定める。業界が昨年、「技術的に達成が困難な社がある」などとして見直しを要請。間伐材活用や代替の植林などにより、古紙配合比率を下げることを容認する予定だった。見直し案は凍結し、今年度末までに結論を得るよう環境省の検討会で審議する。【山田大輔】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080204-00000161-mai-pol