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2008年02月04日(月) 10時50分

グーグル、ヤフー買収提案でマイクロソフトを批判朝日新聞

 米インターネット検索最大手のグーグルは3日、最高法務責任者(副社長)名の声明を出し、米マイクロソフト(MS)がヤフーに買収を提案したことについて、ネット事業にまで独占的で不公正な競争を広げる恐れがあると批判した。買収が実現すると電子メールサービスなどで圧倒的なシェアを握ると主張。世界各国の独禁当局に慎重な判断を求めている。

 声明は、「MSの敵対的な買収提案は、難しい問題を引き起こす」と指摘。MSが基本ソフト(OS)などで独占的な地位を築いてきたことに言及したうえで、「不公正な慣行をネット事業にまで拡大することにならないか」と疑問を投げかけた。

 MSは1日、総額446億ドルでの買収をヤフーに提案したと発表。その際、ネット広告市場がグーグルによる「1社独占」状態にあると批判していた。 アサヒ・コムトップへ

http://www.asahi.com/business/update/0204/TKY200802040061.html