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2008年02月04日(月) 13時01分

千葉市の説明に虚偽の疑い…中毒被害女性への対応でスポーツ報知

 中国製ギョーザによる中毒で、症状を訴えた千葉市稲毛区の女性(36)への市保健所の対応について、千葉市が2日に開いた記者会見で「警察に相談するよう伝えた」などと説明した内容は虚偽だった疑いのあることが4日、分かった。

 市生活衛生課によると、女性は1月4日、調理したものの食べなかったり、吐き出したギョーザ計数個を市保健所に持参。「検査してほしい。薬品のにおいがする」などと依頼した。

 保健所の対応について市は会見で「女性には『毒物のようなものが人為的に混入されたかもしれないので、必要なら警察に相談してほしい』と伝えた」と説明したが、女性は「そんなことは言われていない。何度も検査してほしいとお願いしたのに拒否された」と反論している。

 会見には、保健所職員のほか、女性が昨年12月に入院した千葉市立青葉病院の幹部らも出席。病院側が「(女性は)翌朝までにはほとんど楽になった様子だった」と説明したことについても、女性は「退院時も下痢や吐き気の症状は残っていた。夫に抱きかかえられるような状態だった」と話し、市側を非難した。

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20080204-OHT1T00139.htm