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2008年02月04日(月) 11時25分

大阪・枚方でメタミドホス検出された同日入荷の25袋販売スポーツ報知

 中国製ギョーザの中毒で、有機リン系の殺虫剤「メタミドホス」が新たに検出された冷凍ギョーザが見つかった大阪府枚方市のスーパー「ハッピース枚方」が昨年末、同じ日に入荷した製品25袋を販売していたことが4日、分かった。

 ハッピース枚方によると、これまでに客からの問い合わせや苦情はないが、食べて健康被害を受けた消費者がいる可能性もあり、枚方保健所はスーパーでの入荷・販売の状況などを調べる方針。

 同店も今後、ちらしや売り場の掲示で客に注意喚起する。

 店の説明によると、昨年12月27日午後1時ごろ、中国の「天洋食品」の工場で製造された「中華deごちそうひとくち餃子」2袋でパッケージのべたつきや異臭があるのにレジの店員が気づき、棚にあった9袋を調べたところ、うち5袋前後にも同様の異常があった。

 同日朝、36袋を入荷しており、レジで異常に気付いた2袋と棚にあった9袋の計11袋は卸会社に連絡し、輸入販売したジェイティフーズが回収。だがスーパーはトラックに残っていた残りの製品については販売を続け、この日だけで計25袋を売った。

 この日は週に1度の冷凍食品全品半額の特売日で、ギョーザは150円で販売していた。店長は「異常があった製品とは別の段ボールに入っていたものなので、問題ないと思った」と説明している。

 兵庫県警はジェイティフーズが回収した11袋のうち6袋の提出を受け、すべてからメタミドホスを検出した。

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20080204-OHT1T00117.htm