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2008年02月03日(日) 12時01分

能代商議所:補助金流用疑惑 流用額は515万円 領収書など書類偽装 /秋田毎日新聞

 ◇商議所一般会計に繰り入れ
 能代市の能代商工会議所が観光土産品開発に絡む国、市補助事業で補助金を不正流用していた問題で、能代市は2日、補助金が商議所一般会計に繰り入れられ、流用額が515万円に上ることを明らかにした。市は全容解明に向け、さらに調査を進める。
 問題の補助事業は02〜03年度の2カ年計画で、総事業費は約600万円。しかし、市の調査によると、実際に事業のため支出したのは82万円で、本来は支出され、存在しないはずの515万円が一般会計に繰り入れられていた。補助金を管理する通帳から、事業終了後の04年4月に繰り入れられていたという。
 これまでの市調査で商議所は領収書など関係書類を偽装、架空の事業実績報告書で補助金を不正受給し、国と市の監査を免れていた疑いが強まっている。流用額は国と市補助金総額525万円とほぼ同額になる。【田村彦志】

2月3日朝刊

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