記事登録
2008年02月03日(日) 21時15分

「CO・OP手作り餃子」事業連に昨年1月から苦情8件読売新聞

 関東・信越の生協でつくる「コープネット事業連合」(さいたま市南区)は3日、千葉市稲毛区の主婦(36)が中毒症状を起こした「CO・OP手作り餃子」について、昨年1月〜今年1月、主婦以外に7件の苦情が寄せられていたと発表した。

 2件は、体調不良と薬品臭を訴えていた。また、5件は昨年11月以降に集中していた。

 事業連合によると、昨年11月11日に10個ほどを食べた千葉県浦安市の女性から「胃が痛くなり、血圧が上がった」と連絡があった。残った商品を回収し、微生物検査をしたが、問題はなかったという。今年1月8日には、茨城県小美玉市の女性から「防腐剤が入っているようなにおいがした」と通報があったが、商品が捨てられており、現品の調査はできなかった。ほかの苦情は異物混入などだった。

 永井伸二郎執行役員は体調不良の連絡について「下痢や嘔吐(おうと)の症状がなく、農薬検査は必要ないと判断した」と説明。昨年11月以降に苦情が多かった理由を「11月初旬に特売を行い、年間共同購入の約4割にあたる9万8000袋が売れたためではないか」としている。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080203-OYT1T00517.htm