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2008年02月03日(日) 20時08分

天洋食品調査の双日食料「工場で殺虫剤使用の形跡なし」読売新聞

 【石家荘(中国河北省)=末続哲也】中国製冷凍ギョーザによる中毒問題で、河北省石家荘市の「天洋食品」で調査を続ける商社「双日食料」(東京・港区)の小林久男・品質保証室長は3日朝、記者団に対し、天洋食品の工場で、中毒を引き起こした有機リン系の殺虫剤「メタミドホス」を使用した形跡は依然、見つかっていないことを明らかにした。

 一方、何者かがひそかに工場へメタミドホスを持ち込んだ可能性などについては、「まだ確認がとれていない」と述べるにとどまった。

 小林室長は、1日からの同食品に対する調査で、〈1〉現時点で工場にメタミドホスはない〈2〉工場幹部が「過去にさかのぼってメタミドホスは使ったことがない」と証言した〈3〉2006年12月以降に工場の薬品保管庫でメタミドホスを保管した記録はない——などを確認したと説明した。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080203-OYT1T00445.htm