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2008年02月03日(日) 03時00分

数分間の犯行か=現場にかばん、会社員刺殺−大阪時事通信

 大阪市北区の複合ビルで会社員森永彰さん(30)=神戸市東灘区=が刺殺された事件で、犯人とみられる男が現場の共同トイレに入って数分で森永さんを刺し、立ち去った疑いが強いことが2日、分かった。トイレには粘着テープなどが入ったかばんがあった。府警曽根崎署捜査本部は防犯カメラの画像解析を進めるとともに、かばんは犯人の遺留品の可能性があるとみて分析を急いでいる。
 調べでは、森永さんは1日夜、同僚らとビル2階のショットバーで飲食。同じフロアの共同トイレに1人で向かい、午後10時15分ごろ刺された。
 ビルには複数の防犯カメラがあり、黒っぽい服を着た不審な男が事件の数分前、トイレに入る場面が映っていた。カメラの画像や目撃者の証言では、森永さんがトイレから店の方へ逃げた後、男が逆の方向に走り出て、エスカレーターで1階に降りた。トイレには他に客はいなかった。
 男は荷物を持ってトイレに入ったが、出てきた時は持っていなかった。清掃員の女性によると、同日午後9時にトイレを掃除した際には、かばんや不審者は見なかったという。 

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