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2008年02月03日(日) 15時10分

中国調査団が到着「日本側と歩調合わせる」…ギョーザ中毒事件スポーツ報知

 中国製ギョーザによる中毒をめぐる同国の調査チームは3日、北京を出発し、成田空港に到着した。団長の国家品質監督検査検疫総局の李春風・輸出入食品安全局副局長は北京国際空港で、日本側との共同調査について「客観的、公正で、事実に基づき真実を求める科学的態度で日本側と歩調を合わせたい」と強調した。

 また、滞在中は日本の関係省庁の担当者らと情報交換し、原因究明に向けた協力の在り方などについて調整する意向を明らかにした。

 調査チームは3日午後、内閣府や外務、厚生労働、農林水産など関係省庁の担当者と事務レベルの協議を行う予定。

 李副局長は、高濃度の有機リン系殺虫剤「メタミドホス」の混入経緯などへの見方を問う記者団の質問には直接答えず、「協議終了後、メディアに(結果を)説明することになると思う」と述べた。

 協議では、双方がこれまでに把握した事実を互いに説明、分析することで、メタミドホスの混入経緯の解明を急ぐとみられる。

 調査チームは李副局長や検査検疫科学研究院、国家認証認可監督管理委員会、商務省、河北省の担当者の計5人で構成。滞在期間は未定という。(共同)

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20080203-OHT1T00152.htm