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2008年02月02日(土) 15時01分

中国製ギョーザ中毒:各生協、ビーフカレー自主回収 天洋食品から仕入れ判明 /富山毎日新聞

 中国製冷凍ギョーザの中毒事件を受け、県内の各生協は1日、「CO・OPビーフカレー」の自主回収を始めた。原材料のボイル牛肉が一時期、問題のギョーザと同じ天洋食品から仕入れていたことが判明したため。個別電話やチラシ、ダイレクトメールなどで商品を食べないように注意を呼び掛けている。
 各生協によるビーフカレーの回収対象は、▽甘口=賞味期限08年11月29日〜09年11月12日▽中辛=同08年12月1日〜09年11月13日▽辛口=同08年11月28日〜09年11月8日。賞味期限はレトルトパックの最上部に印字されている。いずれも国内で加工され、サンプル調査では農薬は検出されていないが「万全を期す」としている。これ以外の期間はオーストラリア産牛肉を使っており、回収の対象外。
 生活協同組合連合会コープ北陸事業連合によると、「富山県生協」は06年12月から1年間に、組合員4363人に計1万198点を宅配した。
 「コープとやま」は共同購入の組合員6517人に7万8163点を販売したほか、富山市内の全2店舗でも2190点を販売した。
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 一方、富山市保健所によると、「ジェイティフーズのギョーザを食べて吐いた」との内容の匿名電話が2件寄せられた。食べたのは1週間前(男性)と去年6月(女性)といい、同保健所が健康被害の有無について確認している。
 また、県生活衛生課は、週末の2日と3日午前9時〜午後5時まで、電話(076・444・3230)で健康相談を受け付ける。
 富山市保健所は、週明けの4日午前8時半まで24時間体制で緊急の電話相談(090・2375・4881)を受け付ける。【上野宏人】

2月2日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080202-00000197-mailo-l16