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2008年02月02日(土) 14時00分

中国製ギョーザ中毒:和歌山市内で4人、県内初の有症者確認 いずれも軽症 /和歌山毎日新聞

 中国製冷凍ギョーザ中毒事件で、県生活衛生課は1日、原因となった中国の天洋食品製造のギョーザなどを食べた和歌山市内の4人から、下痢をしたなどの訴えがあったと発表した。県内で有症者が確認されたのは初めて。いずれも症状は軽く、有機リン系殺虫剤「メタミドホス」による食中毒ではないとみられる。【青木勝彦、最上聡】
 同市保健所などによると、輸入元「ジェイティフーズ」(東京都)の「中華deごちそう ひとくち餃子」を先月中旬に食べた50代の男性は、下痢などで病院に行った。ほぼ回復しているという。
 また、ジ社が自主回収中の「豚肉の3色野菜巻き」を就学前の女児と年齢不明の女性が、「2種のソースのロールキャベツ」を10代の女性が、それぞれ先月食べ、下痢や気持ちが悪くなるなどの症状があったという。
 県や各保健所は2、3両日も午前9時〜午後6時15分、中国製冷凍ギョーザの健康被害などに関する相談を電話などで受ける。
 一方、県教委は1日、ジ社の中国製冷凍ギョーザ2品目について、県内の学校給食では使われていなかったと発表した。さらに天洋食品製の全食品について調査を進め、過去3カ月の使用状況をまとめる。

2月2日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080202-00000168-mailo-l30