日本商社「双日食料」、河北省のギョーザ製造工場を実地調査 「農薬は見つからず」（フジTV）
中国製の冷凍ギョーザによる薬物中毒問題で、中国・河北省のギョーザを製造した工場に1日、ギョーザ輸入を仲介した日本の商社の関係者が入り、実地調査を開始した。問題のギョーザの輸入を仲介した日本の商社「双日」の関係者は1日、河北省の工場で11時間半にわたる実地調査を行った。
双日食料の小林久男品質保証室長は「薬剤庫を立ち入り調査した。メタミドホスは見つからなかった」と話した。
双日食料と双日中国は、1日朝から問題のギョーザを製造した河北省にある天洋食品の工場に入り、天洋食品の責任者から事情説明を受け、午後には工場内に農薬「メタミドホス」があるかどうかに焦点をおいて調査を進め、薬剤保管庫を視察した。
しかし、薬剤保管庫にはアルコール類などしかなく、「メタミドホス」はもとより、防腐剤などの薬剤もなかったという。
2日目の2日は、製造記録をチェックして野菜などをはじめとするギョーザ製品の原材料の使用状況や入手ルートの調査を行う。
今後、ギョーザの製造ラインや倉庫などの視察も進めるが、一連の調査終了にどのくらい時間を要するのかはわからないと、双日関係者は語っている。
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2008/02/02 07:17