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2008年02月02日(土) 12時01分

中国製ギョーザ中毒:15人が健康被害訴え 大半は関連薄く−−県確認 /山形毎日新聞

 中国製冷凍ギョーザの中毒事件で、健康被害を訴える情報が1日午後5時までに15人から県に寄せられた。県などが事情を聴いた12人については、症状などから薬物中毒の可能性は小さいことが分かり、製品との関連は薄いと見ている。
 冷凍ギョーザなどを販売していた生活協同組合共立社(鶴岡市)は、11月以降の購入者に対して電話で確認するなどした。8人が嘔吐(おうと)や下痢などの健康被害を訴え、このうち4人は保健所の調査に応じた。他の4人のうち2人は製品との因果関係はないと共立社が判断し、2人は保健所への報告を断ったという。
 また、保健所にも7人から健康被害を訴える問い合わせがあった。保健所が6人を聞き取り調査した結果、薬物中毒とは症状が異なることなどから、製品との関連は薄いと見ている。1人は2日以降、聞き取りをする。
 また、県警は症状を訴えた人から冷凍食品の提出を受けた。鑑定の結果、毒物は検出されなかったという。【佐藤薫】

2月2日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080202-00000086-mailo-l06