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2008年02月02日(土) 11時17分

<中国製ギョーザ>輸入激増で韓国も高い関心 連日報道毎日新聞

 【ソウル中島哲夫】日本での中国製冷凍ギョーザ中毒事件は、韓国でも連日報道されている。加工品を含む中国産の食品の輸入が激増し、問題が見つかって不安が高まるという事態が韓国でも繰り返されてきたからだ。

 韓国ではギョーザはスープで煮たり、蒸して食べるのが一般的で、ごく日常的なメニューのひとつ。聯合ニュースによると、韓国に昨年輸入された中国製ギョーザは2654トンに上るが、食品医薬品安全庁は1月31日、問題の「天洋食品」の製品の輸入例はないと発表した。しかし消費者の不安拡大を受けて同庁は、中国製ギョーザについて農薬残留検査を実施するよう指示した。

 92年の中韓国交樹立以来、両国間の交易は急増し、中国産食品の韓国流入も激増した。韓国メディアによると、細菌や大腸菌の混入、抗生物質・合成甘味料・保存料の残留などで「不適合」判定を受け、差し押さえや回収・廃棄、返送などの処分に至る例が相当あるという。

 05年には両国が相手国産のキムチから寄生虫卵が検出されたと発表し、「キムチ紛争」に発展した例がある。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080202-00000039-mai-kr