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2008年02月02日(土) 08時01分

中国製ギョーザ 「別工場の製品で中毒」 情報錯綜し騒動 厚労省産経新聞

 中国製ギョーザの食中毒事件で厚生労働省は1日深夜、「緊急会見を開く」と報道各社に連絡したが、急遽(きゅうきょ)、取りやめに。2日午前零時近くになって「中止の理由」を“記者会見”する騒動となった。

 厚労省によると1日午後5時ごろ、静岡県から同県内の医師が、有機リン系食中毒患者を診察したと報告があった。

 患者は中年女性で、先月30日と31日に問題となっている天洋食品以外の中国製冷凍食品を食べた。2日連続で食べた直後から苦み、舌のしびれ、目のかすみや頭痛などの症状が出て、医師の診察を受け、中毒と診察された。

 厚労省は医療機関が自治体へすみやかな報告を求めていたが、今回のケースでは患者自らが自治体へ連絡した。医師は報告していなかった。

 厚労省が自治体と確認を取ったところ、患者は水を飲むなどして元気になり、会見直前に「可能性は薄い」と判断して中止となった。念のため、2日午前に血液検査をして確定診断を行う予定にしている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080202-00000086-san-soci