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2008年02月02日(土) 07時51分

中国製ギョーザ中毒 新たに16人体調不良産経新聞

 中国製ギョーザ中毒事件で、県内では新たに16人が自主回収対象商品を食べて体調不良を訴えたことが1日、分かった。いずれも軽症で、すでに回復、または快方に向かっているという。同日までに、同商品を食べて県内で体調不良を訴えたのは計22人。影響の広がりを受け、県内の保健所などは土、日曜の2、3両日も臨時相談電話を設け、対応にあたる。

 県の1日午後4時現在の集計によると、この日新たに県内で26人が体調不良を届け出た。県などで確認した結果、うち16人が、自主回収対象となった冷凍食品などを食べていた。

 16人の内訳は、奈良市と生駒市が4人、橿原市が3人、大和郡山市が2人、大和高田市と五條市、香芝市が各1人。症状は頭痛や腹痛、発熱などで、このうち6人には1日現在でも症状が残っているという。

 また、県保健環境研究センター(奈良市)が、体調不良を訴えた人から残品を回収して行った検査の結果、7人分すべてで農薬成分の「メタミドホス」を含まない「陰性」と判明した。

 一方、2、3両日に臨時相談電話を設けるのは、県食品・生活安全課((電)0742・27・8681)、県食品・生活相談センター((電)0742・26・0931)と、奈良市保健所((電)0742・23・6172)など県内の各保健所。それぞれ午前9時〜午後6時15分に受け付ける。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080202-00000002-san-l29