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2008年02月02日(土) 07時50分

中国製ギョーザ 18人が被害訴え 宇都宮餃子会「安全性問題なし」産経新聞

 中国製ギョーザ中毒事件で、県や宇都宮市に寄せられた相談件数は計47件に上り、18人が健康被害を訴えていることが1日、分かった。

 県生活衛生課や県の健康福祉センターに同日までに寄せられた相談件数は32件で、前日より15件増えた。このうち、ジェイティフーズが天洋食品から輸入した「中華deごちそうひとくち餃子(ぎょーざ)20個」や「COOP手作り餃子40個」などの冷凍餃子を食べた7件の男女計22人のうち、12人が吐き気や下痢、めまいなどの症状を訴え、3人が医療機関を受診した。県は食べ残しのギョーザを詳しく検査する。

 また、1日正午までに宇都宮市保健所に寄せられた相談は13件。これらの冷凍餃子を食べたのは5件で、うち3件、6人が発熱や下痢の症状を訴えていた。

 一方、宇都宮市の餃子店が加盟する「宇都宮餃子会」は1日、54社に対する中国製ギョーザの取り扱いや中国産原材料の使用の有無などの緊急調査の結果を発表した。

 中国製ギョーザを使っている社はなかった。原材料では、22社が中国産のニンニク、トウガラシなどの香辛料を、7社が中国産ネギやニラなどを使っていた。

 同会の田中陽三事務局長は「すべての会社に確認したわけではないが、納入先から品質の保証を得るなどしており、安全性については問題ない」と話している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080202-00000048-san-l09