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2008年02月02日(土) 07時50分

中国製ギョーザ 新たに15人が健康被害産経新聞

 中国製ギョーザを食べた男女が食中毒症状を訴えた問題で、県は1日、新たに15人が下痢や腹痛など食中毒症状を訴えたと発表した。県内で健康被害を訴えた人は8市村計23人となったが、メタミドホスなど有機リン系薬物による中毒症状と診断されたケースは出ていない。

 県食品監視課によると、1月31日に判明した4件8人に加え、桐生市や安中市、伊勢崎市などの10件15人が新たに健康被害を訴えた。安中市の10歳代の男性が頭痛などの症状で通院中だが、症状は軽いという。食べた食品は、「CO・OP手作り餃子(ぎようざ)」「中華deごちそうひとくち餃子」が中心で、渋川市の30歳代の女性は、「味の素冷凍食品」(東京都)が自主回収対象とした「ピリ辛カルビ炒飯」を食べ、下痢などを訴えた。

 一方、県教育委員会は、全38市町村教育委員会と県立の7特別支援学校に対し、JTの子会社「ジェイティフーズ」(東京都)が自主回収の対象とした23商品を給食に使用していたかを調査した。

 この結果、平成19年12月に、みどり市の学校給食センター2カ所で、小学校7校、中学校3校に一部商品が提供されていた。特別支援学校1校でも確認された。健康被害は出ていないという。中国製の材料が含まれた食品の使用を見合わせるなど、安全管理を徹底するという。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080202-00000053-san-l10