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2008年02月02日(土) 07時50分

ギョーザ問題で発症者は56人に産経新聞

 毒物が混入した中国製冷凍ギョーザによる食中毒問題で、茨城県は1日、同じ冷凍ギョーザを食べ下痢や腹痛などの症状を訴えたのは16市町、56人に達したと発表した。症状を訴えた人から回収した未調理ギョーザや包装など15検体のうち7検体の検査を終えたが、「メタミドホス」などの毒物は検出されなかった。

 県によると、56人は中毒が発生した2種類の冷凍ギョーザを食べて、下痢や腹痛、吐き気などの症状が出たと申し出た。いずれも軽症で回復しており、入院者は確認されていない。発症者のうち、53人はいばらきコープで冷凍ギョーザを購入、3人はスーパーなどで購入した。

 県は1日までに、スーパーや生協など県内66施設に商品撤去の指導や注意喚起を行った。いばらきコープによると昨年12月以降、中毒が発生したものと同じ製造日の60袋を含め、店舗や配送センターで「手作り餃子」を約2000袋販売しており、回収を急いでいる。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080202-00000037-san-l08