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2008年02月02日(土) 05時30分

異なるコンテナ、港で陸揚げ=被害出した2種、経路特定急ぐ−ギョーザ中毒時事通信

 中国製冷凍ギョーザ中毒事件で、千葉、兵庫両県内で被害を出した2種類の商品は、異なるコンテナで輸出され、別の港で陸揚げされていたことが2日、分かった。商品の包装袋は同じ中国製だったことも判明。袋に穴が開いた経緯の解明に向け、両県警は流通経路の特定を進めている。
 調べなどによると、問題のギョーザを製造した「天洋食品」(中国・河北省)は、自社で梱包(こんぽう)まで実施。日本への輸送は商社「双日食料」(東京都港区)が仲介し、コンテナに積み込んで神奈川、兵庫、大阪各府県の港で陸揚げしていた。
 問題のギョーザは千葉県の2家族が食べた「手作り餃子」と、兵庫県で被害が出た「ひとくち餃子」の2種類だったが、異なるコンテナでそれぞれ神奈川、大阪各港で陸揚げされていたという。 

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